ドル円はここ数日間における地政学リスクにより、
先週末には108円台後半までに落ち込む展開となりました。
私は金曜の夜(4月14日)にスキャルトレードに挑みましたが、
いずれもクロス円全般が重い状態であると感じ、
その日は週末という事もあり、それ以上のトレードを控えることに。
ドル円は4月11日を堺に2円近く下落
ドル円は4月11日を堺に、2円近く下落しています。
この4日程前の4月6日に、アメリカはシリアに向け59発のミサイルを発射。
丁度同時刻に、トランプ大統領は中国の国家主席との晩さん会の最中の出来ごと。
お二人はデザートのチョコレートケーキを食べて居た時トの頃です(^^;
一方、ユーロ円も、同日を堺に115.20付近まで下落▼
ドル円、ユーロ円同じようなタイミングで一気に下落していますね。
週が明け、ドル円は108.60から、108.80付近まで「上窓空け」でオープンしましたが、
1時間後には窓が埋まるような形で週末の安値を割り込む展開に。
米・北朝鮮両者緊迫する中で、
日曜日の4月16日早朝、北朝鮮のミサイル失敗のニュースが出た時は、
ちょっとびっくりしましたね(^^;
仮に米国が、この先何らかの形で北に制裁を行なうような事態が起これば、
北も黙ってはいないと思うので、
何らかの反撃態勢と取る可能性が十分考えられます。
そうなると、市場はリスクオフの流れに追い込まれることが極めて高く、
急激に円が買われる展開が考えられます。
リスクオフとは?
この用語、英語になじみの無い日本人からすると、凄く紛らわしく感じる用語なのですが、
「リスクオフ」とは、相対的に安全と思われる資産に資金を移すことを意味し、
安全性の高い日本円などが買われ易くなる状態です。
金融危機が起こりそうな時は、決まって「リスクオフ」の流れとなる事が多く、
最近では、イギリスEU離脱選挙の時の、ドル円7円下落が記憶に新しいですね。
今回のアメリカの中東・北朝鮮との地政学リスクにより、
この先あまり宜しく無い展開となれば、
ドル円を初め、様々な金融商品に大きな影響を及ぼすことが考えられます。
我々個人トレーダーが取るべき行動とは?
私もそうですが、米国に関連したニュース、(特に軍事・経済関連のニュース)は、
とりあえず一通りチェックしておこうと考えていますが、
最終的には
”チャートの動きが全て”
なので、
チャートの動きに従うことが、
生き残る術だと思います。
いずれせよ、先週からの米国の動きを視野に入れると、
十分な警戒が必要になると思います。
こんな時
”塩漬け”
絶対に禁物ですね(^^;
下落や、上昇が進んだ相場であっても、
必ず「節目」が存在するので、
下がっている(上がっている)からと言って、
トレンドの一時的な底や、天井で順張りでエントリーしてしまうと狩られるので、
そう言った意味でも注意が必要になって来ると思います。
いずれにせよ、相場はかなり緊迫した状態なので、
今後も慎重に行動していこうと思います。