2016年12月に行われた、FOMCでは、予想通りの金利引き上げとなりました。
この会議が行われる前後では、ドル円は118円台を試す展開となりました。
この影響のためなのか、ユーロ円は124円、ポンド円は148円台までのぼりつめました。
ユーロドルに至ってはその反対の値動きになります。
マーケットというものは、決して単体で動くものではなく、
様々な要因が絡みながら、複数のマーケットが連動して動いています。
これを俗に相関性と呼ばれています。
よく、円絡みの通貨ペア(クロス円)は似た動きをすると言われています。
相関係数が1に近い程、相関関係が高いということになります。
こちらは各通貨ペアの相関数を示したもの。
私が良く使う「ポンド円」は、ユーロ円との相関係数が0.98と、
数値が高いことが分かります▼
この他、ドル円とダウが相関関係にあることは有名ですね。
こちらはここ2年間のドル円と、ダウの週足チャートです▼
実は、「相関関係」と言っても、正の相関と、負の相関の2つに分かれます。
互いに連動し合って動く場合と、反発しあって動く場合の2パターンが存在します。
先ほどのチャートを、「正の相関」、「負の相関」に区別するとこうなります▼
オレンジ色が「正の相関」で、青枠が「負の相関」です。
上記のチャートから判断出来る事とは、
正の相関⇒負の相関⇒正の相関
この3っの順番に並んでいることが分かります。
この様に「正の相関」「負の相関」が綺麗に交差するのは、
やはり週足という長めのスパンだからだと思います。
これが、日足の場合はまた違った値動きになります。
今後のダウとドルの値動きにお関しては、
いずれかが下落すれば(上昇)、
もう片方はその反対の動きにになる可能性が出てきます。
パターンとしては、
1:ダウが上昇⇒ドル円下落
2:ダウ下落⇒ドル円上昇
3:ダウ下落⇒ドル円下落
4:ダウ上昇⇒ドル円も上昇
この4っのパターンが考えられます。
相関関係を正確に測るには、やはり
日足以上のローソクで見るのが、より正確な数値を割り出すことに繋がると思います。
管理人は、基本は、テクニカル重視のトレードスタイルです!
投資は、要人の発言や、重要発表など、
ファンダメンタルズ的な要素も加味しながらトレードしていくのが一般的ですが、
投資に関するニュースは実に毎日多々あります。
小さなニュースを含めたら霧が有りません、、、^^;
情報が多すぎると、かえって混乱しやすいので、
私は基本、テクニカルを重視したトレードが中心です。
チャートを開く、有る程度の直感でトレードしています。
もちろん、FOMCや、雇用統計等の、重要な指標は重視しますが、
特にイベントが無いようであれば
基本的には相場の流れに従うのが勝つ秘訣だと思います。
とりわけ、ロングより、ショートの方が得意ですね。
最近は、ショート狙いでも底が浅いので
なかなかエントリーチャンスが見つからないのですが、
このままもう少し様子を見てみようかと思います^^